アスフォデロの野をわたる途中で

忘却の彼方にいってしまいがちな映画・音楽・本の備忘録

「醍醐に体がある」百鬼丸はアヤカシと共に。。。どろろ 第21話 感想

いやー 見応えあったなー

前回のモヤモヤが吹っ飛んだよ!

 

百鬼丸

どろろ

景光

縫の方

多宝丸

兵庫

陸奥

そして醍醐の国。。。

 

今回を含め最終話まであと4回、全力で「運命の行方」を定める勢いを感じた。

 

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いま、百鬼丸は「ほしいほしいお化け」になっている。

前回、ほんものの「手」がないことで、岩にはさまれたどろろを琵琶丸の助けなしでは救うことができなかった百鬼丸

ほんものの「手」の感覚がないことで、両手でほほをはさむ「百鬼丸としては最大の愛情表現」をしても、自分ではそのフィードバックを得ることができない百鬼丸

(その代わりにおでことおでこをくっつけるという謎の挨拶を獲得している)

触覚と聴覚をわりと早い段階で得、そのあとまったく「鬼神を倒しても体が返ってこない」(視聴者にとっても)謎体験を繰り返すことで、焦燥感はもはや抑えられなくなっており、どろろにも「アニキもっとゆっくり歩いてよ」と懇願され、「戦場になるから醍醐に向かうな」と親切にアドバイスしてくれた行商人にさえ「邪魔をするな」と剣を突きつける始末。

縫の方にも「玩具を取り返そうとしている赤子のようなもの」と奥で断言されているテイタラクで、正義のヒーローとしては限りなく情けない赤子返りをしております。

 

ときどき作画が冴えわたるんだけど、もはや人間の心はどこいったの「戦う木偶」に後戻り状態。

 

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「おれを鬼神呼ばわりした」弟も父母もいらない、

どろろがいる」と唯一認めていた

どろろも醍醐軍に囚われてしまい。。。

 

ミドロ号覚醒!

 

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もう予告でネタばれされてますが、

なんとアヤカシと共に醍醐領に向かう百鬼丸

 


TVアニメ『どろろ』 第二十一話「逆流の巻」予告

 

仔馬と無理やり別れさせられ、軍馬となり、無残に突撃兵器にさせられたミドロ号の怒りと、百鬼丸の怒りが一丸となって醍醐に向かう。

思いもしなかった展開であります。

 

これぞ、今回のアニメ化の醍醐味。

 

 

EDのどろろ美少女化はいったい何を意味するのか。

アニキの人間味あふれる、にやけた笑顔は見られるのか。

通販で届いた湯呑みでお茶をいただきながらラスト3話を楽しみたいと思います。

 

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