アスフォデロの野をわたる途中で

忘却の彼方にいってしまいがちな映画・音楽・本の備忘録

迷いのない百鬼丸と、迷える9歳(?)どろろ。待たせたぜ! どろろ 第14話 感想

ということでようやく観られた14話。

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最速放映1時間後くらいに観られてたのに、翌朝になっても昼休みになっても配信されない。まじに突如ルールが変わったのかと心配しました。外資系あるある。

ある意味次クールの間に1週間が空いたより待ち遠しかった第14話。

 

火袋がかっこよかった!

 

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お自夜さんも!

 

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普通は、観念に走りすぎて暴走する男性パートナーを、現実的で地に足ついた女性パートナーが止めるものだが、イケメンすぎるお自夜さんは二人で貯めたお金を、自分たちのためには1銭も使わずに旦那の理想に殉死してしまった。

俺たちに明日はない』だよ、まったく。

その両親の重すぎる宿命を背中に負ってしまったどろろ

百鬼丸と同じだよなぁ。

人はひとりでは生きていけないものだけれど、しかし特定の個人のみが社会の矛盾を背負うことはないと思うのだが。

 あらためて、1クール目のED、amazarashi の『さよならごっこ』への秋田さんの言葉が沁みる。
百鬼丸が背負う壮絶な宿命ほどではないにせよ、
僕らも大なり小なり逃れられない宿命を背負って生きているのだと思います。
それを見ている側に気付かせてくれるのがどろろの存在なのかな、などと考えながら曲を作りました。
友愛のような恋愛のような、家族愛のようなどろろの暖かい視点から、
百鬼丸の深淵に触れようと試みる歌です。
そして宿命を背負いながらそれでも尚歩みを止めない人達の為の歌です。
気に入って頂けたら嬉しいです。

amazarashi 秋田ひろむ

 
百鬼丸だけではなく、どろろもまた、重い宿命を背負っていた。。
前期で百鬼丸を、後期でどろろをフューチャーする心憎い構成!
 

そして本アニメの狂言回しである琵琶丸さんが、「これから君たちどうするの」問題を百鬼丸どろろに突きつける。

「鬼神を倒すのみ」と言い切る百鬼丸

「おいらどうすりゃいいのさ」と悩むどろろ

 

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ふたりの幸せ探しの旅は続くのであった。。。

 

 

いやいや!

まだ終わらないから!

今回、待ちに待った「鯖目さま」回だよ!

小僧妖怪もちゃんと出てきたし。

 

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慈照尼がスタイリッシュすぎて、最初わかんなかったけど。

ギャグパートもちゃんとあるのが良いと思いました。

実写版で唯一記憶があるのが、このあたり。

なぜ、原作でもマイマイオンバ編が好きなのかよくわからないのだけれど、あやかしに魅入られてしまった鯖目さまの「魚のような瞳」、なぜか憎めない美しいマイマイオンバ。。

(抱いてた赤ん坊も可愛かった)

 

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あやかしに魅入られてしまう人間にも、誘惑するあやかしにも、何か惹かれるものがあるんだよね。。

来週は、マイマイオンバとの戦闘編!

(結局、今週は先週未消化分の「温泉回」の続きが前半にあって、後半から真の「まいまいおんば回」が始まる構造であった)

 

原作は歌舞伎のような演出が素晴らしかった。手塚先生が初めて取り入れたと言われる、まるで映画を観ているようなコマ割り。

アニメはさらに音が加わる。

音響の演出も相当凝ってるようなので楽しみだ。。

 

 

どろろの背中の地図について★

 

地図は2枚あった!

ゴールデンカムイだ!」の声が散見されましたが、その50年前にどろろの背中の刺青マップは描かれているからな。

お自夜さんのマップは初見だけど。w

これはまたあとで書きまーす