これぞ、二次創作。「あやかし」は見逃す百鬼丸。どろろ 第7話
第7話、見ました。
#ミオ追悼の記事を書いてたんだけど、あとでリンクします。
ミオねぇ追悼。そして百鬼丸は「抱きしめる」を獲得した。どろろ第6話 追記 - アスフォデロの野をわたる途中で
つらいつらい第6話のあと、「ミオねぇ、お疲れ!」とクランクアップして花束をもらってる笑顔のミオと百鬼丸&どろろの3ショットなど、みなさまの二次創作があふれていて、癒されました。
そして、この第7話は、公式だけど市井の人の二次創作と同じ系です。
重すぎる手塚先生のオリジナル。
辛すぎる戦国の世の現実。
そして今も殺され続ける戦火の中の子供達。
だからこそ、原作では叶えられなかった百鬼丸とみおの初恋が実る姿、百鬼丸とミオをリーダーとしてどろろやタケ坊の戦災孤児たちが暮らす黄金の田に囲まれた理想郷を、みなせつない願いをこめて描くのです。
そんな気持ちが、この典型的な「異類婚譚」に現れている気がします。
公式として、インパクトはないけど、ほっとさせられる感じ?
はっきり言って、今回は百鬼丸もどろろもどうでもいい感じです。
狂言回しというか、特にいなくてもいい。
主役は、「あやかし」である絡新婦とその旦那になる村人。
(「お萩」は「お須志」「お自夜」「お米」に連なるコメシリーズ、手塚原作オマージュですね)
重要なのは、なんでもかんでも「赤い魂」を斬りまくっていた百鬼丸が、最初は真っ赤っかだった「絡新婦」が「赤と白の混合」というまるで前回の自分みたいな魂の色になって、最後は「夫」になる人間の男のために必死に戦う「彼女」の白い魂を見て、文字通り鞘を収める、その姿。
ほんとに邪悪なのは、オニそれとも人間?
と相変わらず重いテーマをぶっこんできますが、結局、妖刀にあやつられた田之助とお須志の兄妹は現世では救えず、鬼神よりもっと邪悪かもしれない運命に捕まってしまったミオとその孤児たちも救えなかった、その原作を鎮魂するように、この7話では「あやかし」とそれに惚れてしまった人間の男は、百鬼丸に見逃されてこの世界のどこかで生き延びていくのです。
絡新婦は、「人間の生気を奪って生きていく、でも殺しはしない、なぜなら大事なエサだから」って、これはあきらかに『ポーの一族』のバンパネラ。
一般的にはヴァンパイヤ。なぜかヴァンパイヤは男にとっても女にとってもセクシーな存在であり続け、人間とヴァンパイヤの恋は東西問わず物語られ続ける。。。
あ、すみません。完全に私の趣味が炸裂しました。
スルーしてください。
そして、ついに百鬼丸が笑った???
わかりにくいなー
でも、よく見ると口角がかすかに上がってますね w
前々回でついに声を取り戻したにもかかわらず「ミ オ」以降、ひとことも発しない百鬼丸。
どうも「フン」と鼻で笑ったらしい。
いったいいつ、主語と動詞がある言葉を発するのか???
最初のセリフは何???
そして次回、第8話もなんとオリジナル。
第1クール、そのあと4話しかないよ??? 大丈夫????
「ばんもん」がラスト2回として、その前は「鯖目さま」が出るみたいだし、そうすると今回の絡新婦がかぶる気がするんだけど、まあいいのか。。。
#鯖目さまは、どうやら15話のようです。ということは第2クールの前半。
鯖目は遊佐浩二さんでした。まさに鯖目!って言う芝居、ありがとーでした!イタチも妖怪小僧も良かった。
— 小林治 (@osamukoba) 2019年2月8日
ばーちゃんもお団子少女も村人も。
音響監督の指示も適切で気持ちの良い現場でしたw。
次回は「もののけ姫」のサンっぽいよ!