花のような秀頼さまを鬼のようなる真田が連れて『真田丸』
真田丸について書いておこう。
41話目の『入城』ものすごく良かった。
全50話の残すところ10話になって、初めて主人公が主人公として動き始める。
Twitterで「いままでついてきた視聴者へのご褒美のような回」というつぶやきを見たけれど本当にそうだ。
38話『昌幸』で長い長い伏線の間、実質的に「主人公」だった父親の真田安房守昌幸が退場。39話でひと息ついた後、40話『幸村』で遂に「真田信繁」から伝説の「真田幸村」の名を選び取り、41話『入城』で最終章のファンタジーが動き始める。
そして、幸村の新しい主君となる豊臣秀頼の登場も、非常にワクワクさせるものだった。
立派な若武者へ成長した豊臣秀頼と二条城で対面したことが、徳川家康をして「このまま秀頼を生かしておいては自分亡き後の徳川の世は危うい」と豊臣攻めを決意させたという逸話を、本当にリアルに再現してくれたこの場面。
加藤清正と並んで遜色のない武者っぷり!